Salesforceを基幹CRMとするエンタープライズで、CRMデータと深く連動した来訪者エンゲージメント(チャット・音声・ビデオ)を求めるなら、Salesforce傘下となった Qualified(Piper)は最有力です。日本語ネイティブの製品・サポートと公開料金で、会話から資料・予約・追客まで国内で一気通貫に商談化したいなら Meeton Chat が向きます。
Qualified は米国発の会話型セールス/AI SDR プラットフォームです。AI SDR「Piper」が Web サイト来訪者とチャット・音声・ビデオで会話し、見込み客の見極めから商談予約、フォローメールまでを 24 時間自律的に実行します(2026年10月時点)。
Salesforce は 2025年12月に Qualified の買収を発表し、2026年4月1日に完了しました。Qualified の機能は Agentforce の Sales / Marketing を補完する位置付けで、qualified.com のフッターも Salesforce, Inc. 名義です。
製品は Salesforce Platform 上にネイティブ構築され、公式サイトは「Salesforce をシステム・オブ・レコードとする B2B 組織」向けと位置付けています。リード・取引先・商談からカスタム項目まで読み書きする統合の深さが、最大の強みです。
日本では 2026年6月9日に Salesforce Japan が Piper の日本語稼働開始を発表し、salesforce.com/jp 上で体験できます。ただし同社ブログは国内提供の準備段階と記しており、Qualified 独自の日本法人・日本語サポート・日本向け料金ページは公開されていません(2026年10月時点)。
| 比較項目 | Meeton Chat | Qualified (Piper) |
|---|---|---|
| 主目的 | 新規・潜在リードの商談化(チャット起点のAI SDR) | Salesforce前提のAgentic Marketing(Piper AI SDR) |
| AI会話 | AIチャットが初動5秒・24時間365日で応答 | チャット・音声・ビデオの3モダリティで会話 |
| カバー範囲 | 会話+広告+資料+予約+追客を一気通貫 | 来訪者エンゲージメント中心(2026年にoutbound用「Hunter」を追加) |
| 料金 | 基本プラン15万円〜+アドオン(公開) | 非公開(要問い合わせ・デモ予約必須) |
| CRM連携 | HubSpot / Salesforce ネイティブ連携 | Salesforceネイティブ(カスタム項目まで深く読み書き) |
| 日本での提供 | 国産・日本語ネイティブ・国内サポート | 独自の日本法人・日本語料金は未確認(Salesforce Japan経由で体験公開) |
※ Qualified (Piper) の情報は公開情報に基づく参考です(最新の仕様は各社公式をご確認ください)。
Qualified は Salesforce Platform 上に作られ、Salesforce を基幹 CRM とする組織が前提です。前提が揃えば深い統合が効きますが、CRM 未整備や HubSpot 運用の企業には合いません。Meeton ai は CRM の有無を問わず JS タグ 1 行で動き、Salesforce / HubSpot があれば会話ログと商談を自動登録します。
Qualified のプラン(Premier / Enterprise / Ultimate)は月間 Web セッション数などで段階が分かれ、大量のインバウンドと Piper を運用する専任チームが前提です。Meeton ai は、専任 RevOps を置けない日本の中堅 B2B のマーケ・営業チームが自分たちで立ち上げて回せることを前提にしています。
Piper の日本語稼働は Salesforce Japan の流通に乗る形で始まり、同社ブログも国内提供は準備段階と書いています(2026年6月時点)。Meeton ai は国産で、製品 UI・AI の会話・オンボーディング・サポートのすべてが日本語ネイティブです。日本語の商談文脈で会話の質を詰める作業を、国内チームと直接進められます。
Qualified の料金は非公開で、3 プランとも問い合わせとデモを経た個別見積もりです。Meeton ai は基本プラン 15 万円〜、商談化アドオン(Calendar)と追客アドオン(Email)各 5 万円を公開しており、稟議の初期段階から総額を見積もれます。設置は JS タグ 1 行・約 5 分で、専任の導入体制は要りません。
Qualified は元Salesforce幹部が創業し、Salesforce Platform上にネイティブ構築されたAI SDR「Piper」を提供。チャット・音声・ビデオの3モダリティでの会話体験と、Salesforceのリード・商談・カスタムオブジェクトまで読み書きする統合の深さは競合の中でも突出しています。公式サイトで500社超の導入を掲げ、2026年4月にSalesforceによる買収が完了(対価公正価値$1.2B)。Agentforceへの統合が進む、資金力と実績に裏付けられたエンタープライズの本命です。
全社で Salesforce を基幹 CRM として運用し、リード・商談・カスタムオブジェクトを Piper に読み書きさせたいなら、Qualified の統合の深さが活きます。CRM が未整備、HubSpot 中心、部門ごとにばらばらなら、CRM を問わず動く Meeton ai のほうが導入の壁が低く、Salesforce / HubSpot 連携で後から接続できます。
Piper の設定・ルーティング・ナレッジ運用を担う専任チームと、個別見積もりに見合う需要創出予算があるなら、Qualified が力を発揮します。マーケ数名・営業数名で回す中堅チームなら、Meeton Chat が初動 5 秒・24 時間 365 日で応答し、Meeton Calendar がその場で予約、Meeton Email が予約しなかった人を追客します。専任は要りません。
Salesforce Japan 経由の提供で足りる、英語の製品ドキュメントで運用できる組織なら、Piper は選択肢になります。日本語の会話品質、日本語のオンボーディング、国内サポートを前提にするなら、国産で日本語ネイティブの Meeton ai が現実的です。日本語の問い合わせを日本語のまま商談化する設計です。
全社 Salesforce の本社マーケが Piper を使っていても、グループ会社や事業部には CRM 未整備や HubSpot 運用の面が残ることがあります。そこに Meeton ai を入れ、JS タグ 1 行でチャットから予約・追客までを立ち上げるのが、無理のない併用です。
Meeton ai 側の会話ログと商談は HubSpot や Salesforce に自動登録されるため、本社 CRM への統合で手作業は増えません。本社は Piper、現場は Meeton ai と役割を分け、どちらも商談化という同じ成果で評価できます。
これから Salesforce を全社導入する計画があるなら、移行が完了するまで Meeton ai で商談化を止めずに過ごし、完了後に本社標準へ寄せるか、現場標準として残すかを判断する進め方もできます。