AI SDRツールとは、サイト訪問者との会話・見極め・商談予約・追客をAIが代行し、Webサイトを商談獲得チャネルに変えるツールです。同じ「AI SDR」でもカバー範囲は大きく異なります。本ページでは日本で検討できる主要7ツールを、会話・広告・資料・予約・追客の5領域と料金公開・日本語対応の観点で横断比較します。
チャット1機能だけのツールも、予約特化のツールも「AI SDR」と呼ばれます。本比較では、商談獲得までの流れを構成する5つの領域 —— ①会話(AIによる対話)②広告(サイト内での訴求出し分け)③資料(コンテンツ提案)④予約(商談予約)⑤追客(未予約リードへのフォロー)—— のカバー範囲を軸に、料金公開の有無と日本語対応を加えて整理します。
| ツール | 対象・主目的 | AI会話 | 商談予約 | 料金公開 | 日本語 | カバー範囲 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Meeton ai | サイト訪問者の商談化を一気通貫で自動化(AI SDR Platform・国産) | ○ LLMネイティブ・初動5秒 | ○ チャット内で予約完結 | ○ 基本15万円〜を公開 | ○ 日本語ネイティブ | 会話・広告・資料・予約・追客(5/5) |
| immedio | フォーム送信直後(サンクスページ)の即時商談化に特化(国産) | × フォーム後にポップアップで予約提示 | ○ サンクスページ即時予約 | × 非公開(要問い合わせ) | ○ 国産・日本語ネイティブ | 予約(+資料DL導線) |
| Qualified(Piper) | Salesforce環境のインバウンド来訪者の商談化(米国・Salesforceが2026年4月に買収) | ○ チャット・音声・ビデオ | ○ 空き状況から自動スケジュール | × 非公開(プラン名のみ公開) | △ Salesforce Japanサイトで体験公開段階 | 会話・予約(+Offers・AIメール) |
| Drift | 会話型マーケティング(米国・2026年3月に段階的サンセット発表) | ○ AIチャット(新規投資は終了方向) | ○ ミーティング予約ルーティング | × 非公開(要問い合わせ) | × 日本語ローカライズなし | 会話・予約 |
| Warmly | 匿名訪問者の特定→ウォームな接触づくり(米国・HubSpotが2026年6月に買収発表) | ○ AIチャット($20,000/年プラン以上) | ○ Inbound Agent内で予約 | ○ $10,000/年〜を公開(年間契約) | × 英語のみ | 会話・予約・追客(+広告RT) |
| チャネルトーク | 接客チャット・CS・社内チャットの一元化(韓国発・日本法人あり) | ○ ALF(RAG型・サポートFAQ中心) | × 予約カレンダー機能は公開情報で確認できず | ○ 無料〜Growth ¥9,600/月を公開 | ○ 日本法人・完全ローカライズ | 会話(+セグメント配信) |
| HubSpot(Breeze) | HubSpot CRM付属のチャット+サポート特化AI(米国・日本法人あり) | △ Chatflows=ルールベース/Breeze=サポート特化 | △ 予約リンク提示型(条件によりリダイレクト) | ○ 無料CRM〜+AI解決$0.50/件 | ○ 日本語UI・日本法人あり | 会話△・予約△・追客△ |
※ 各社の情報は公開情報に基づく参考です(最新の仕様・料金は各社公式ページをご確認ください)。ツール名のリンクから1:1の詳細比較に進めます。
商談獲得は「会話して終わり」ではありません。訪問者を掴み、資料で育て、予約に変え、未予約リードを追う —— この流れの何割をツールが担うかで、運用コストと成果が変わります。
| ツール | 会話(AI会話) | 広告(サイト内広告) | 資料(コンテンツ提案) | 予約(商談予約) | 追客(フォローメール) | 補足 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Meeton ai | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 5製品(Chat / Ads / Library / Calendar / Email) |
| immedio | × | × | △ | ○ | × | 資料△=immedio Box(資料DL導線の商談化) |
| Qualified(Piper) | ○ | × | △ | ○ | △ | 資料/追客△=Offers・AIメール(Piper内の機能) |
| Drift | ○ | × | × | ○ | × | メールシーケンスはSalesloft本体側の別製品 |
| Warmly | ○ | △ | × | ○ | ○ | 広告△=LinkedIn/Meta リターゲティング(サイト外) |
| チャネルトーク | ○ | × | × | × | △ | 追客△=CRMマーケティング(セグメント一斉配信) |
| HubSpot(Breeze) | △ | × | × | △ | △ | 追客△=汎用Workflows/メール機能で個別構築 |
○=専用機能あり/△=部分的・汎用機能で対応/×=公開情報では確認できず(2026年7月時点)
会話・広告・資料・予約・追客の5領域を1つのプラットフォームで担う設計。ツール間のデータ分断が起きず、未予約リードの取りこぼしまで自動でカバーします。該当:Meeton ai
フォーム送信直後など、特定の瞬間の予約転換に絞った専業型。範囲は狭い分、その一点の完成度が高い。該当:immedio
米国発・エンタープライズ商談型。2026年は再編の年で、QualifiedはSalesforceが買収、WarmlyはHubSpotが買収発表、Driftはサンセットへ。日本語対応は限定的です。該当:Qualified・Drift・Warmly
接客・サポートやCRMの付属機能としてのチャット。導入障壁は低い一方、商談化への最適化は限定的。該当:チャネルトーク・HubSpot(Breeze)
いずれも領域内で実績あるプロダクトです。強みと「どんな場合に最適か」を明示します。
国産のAI SDR Platform。①掴む(Chat・Ads)→②育てる(Library)→③商談化(Calendar)→④追客(Email)の4ステージ・5製品で、会話から追客までを1つの基盤で自動化します。初動5秒でAIが会話を開始し、24時間365日対応。設置はJSタグ1行・最短5分。導入企業では商談化率60%以上(EdulinX)、月間SQL2倍(G-gen)、チャット経由リード20倍(BizteX)などの実績を公開しています。料金は基本プラン15万円〜+アドオン(商談化+5万・追客+5万)で公開。
日本のB2Bサイトで、会話・広告・資料・予約・追客を一気通貫で自動化したい場合の第一候補です。
料金の詳細を見る →フォーム送信直後という最も熱量の高い瞬間の商談化に特化した国産SaaS。immedio/Box/Formsの3製品構成で、Sansanの商談処理工数60%削減などの実績を公表しています。2024年5月にシリーズA 3.5億円を調達、ISMS認証も取得済みの堅実な専業です※1。AI会話や追客メールは持ちませんが、専業ゆえの完成度は明確な強みです。料金は非公開(要問い合わせ)。
サンクスページの即時商談予約「だけ」を確実に固めたい場合に有力です。
1:1 の詳細比較を見る →米国発、Salesforce専用に設計された「Agentic Marketing Platform」。AI SDRエージェント「Piper」がチャット・音声・ビデオで来訪者と会話し、商談の自動予約やAIメールまで実行します※2。500社超のエンタープライズが導入し、2026年4月にSalesforceが買収を完了(取得対価の公正価値$1.2B)、「Qualified from Salesforce」としてAgentforceへの統合が進行中です※3。日本では2026年6月にSalesforce Japan公式サイトで日本語体験が公開された段階で、専用の日本語サポート・日本向け料金は確認できていません※4。料金は非公開(Premier/Enterprise/Ultimateのプラン名のみ公開)。
Salesforceを基幹CRMとするグローバル・エンタープライズなら最有力の選択肢です。
1:1 の詳細比較を見る →「会話型マーケティング」というカテゴリを作った米国のパイオニア。2024年にSalesloftが買収し、2026年3月にはSalesloft自身がDriftの「段階的サンセット(gradual sunset)」を公式発表、後継としてAIエージェント企業1mindへ既存顧客を誘導しています※5。drift.comは現在salesloft.comへリダイレクトされ、「We've transitioned from Drift to 1mind」と明記されています。日本語ローカライズはなく、国内レビューも僅少です※6。
2026年7月時点では新規導入の選択肢として推奨しにくく、既存ユーザーは移行先の比較検討が現実的です。
1:1 の詳細比較を見る →米国発。匿名のサイト訪問者を企業・人物レベルでリアルタイムに特定し、AIチャット・Slack通知・行動起点の自動メール・広告リターゲティングで「ウォームな接触」に変えるGTMプラットフォームです。料金は$10,000/年(訪問者特定のみ)〜$30,000/年(AI Inbound Autopilot)を公開しており、年間・四半期契約が前提です※7。2026年6月30日にHubSpotによる買収が発表され、既存契約は当面変更なしとしつつ、長期的にはHubSpotプラットフォームへの統合方針が示されています※8。日本語UI・日本語サポートはありません。
米国市場中心のGTMチームが、訪問者特定を起点にアウトバウンドを温めたい場合に向きます。
1:1 の詳細比較を見る →韓国Channel Corporationの「AI Business Messenger」。接客チャット・コンタクトCRM・社内チャット・AIエージェント「ALF」を一体化し、日本法人は2015年1月設立で11年目、グローバル22万社超が利用。LINE・Instagram連携やShopify・カラーミーショップ対応など日本のEC向け統合が厚いのが強みです※9。料金は無料プラン〜Growth ¥9,600/月(税抜定価)を公開し、ALFはAIが自律解決したチャット1件¥50の成果課金。一方、商談予約カレンダー機能は公開情報では確認できず、主戦場はEC/B2Cの接客・サポートです。
EC・B2Cの接客/サポートを一元化したい場合に強力です。B2Bの商談化が主目的なら役割が異なります。
1:1 の詳細比較を見る →HubSpot CRMに付属するチャット層で、無料から使えるルールベースのChatflowsと、ナレッジベースを参照してサポート問い合わせを自動解決するBreeze Customer Agent(Service Hub Professional以上、2026年4月14日から解決1件$0.50の成果報酬課金)の2層構成です※10。最大の強みはCRMネイティブ統合で、会話がそのままコンタクトタイムラインとワークフローに反映されます。一方、Bot内の商談予約は予約リンクの提示が基本で、カスタム質問項目がある場合は予約ページへのリダイレクトが発生する仕様です※10。2026年6月30日にはWarmlyの買収を発表し、プロアクティブな訪問者エンゲージメント領域を外部から補完する動きを見せています※8。
既にHubSpotを全社CRMとして使っているなら、追加コストほぼゼロで試せる会話窓口として合理的です。
1:1 の詳細比較を見る →会話・広告・資料・予約・追客まで1つのAIで一気通貫にしたい(日本のB2B) → Meeton ai
サンクスページの即時商談化に用途を絞って固めたい → immedio
Salesforce中心のグローバル・エンタープライズ構成 → Qualified(Piper)
既にHubSpot CRMを全社利用しており、まず無料で試したい → HubSpot(Chatflows / Breeze)
EC・B2Cの接客とサポートを一元化したい → チャネルトーク
米国市場で匿名訪問者の特定からウォームな接触を作りたい → Warmly
Driftからの移行先を探している → 現行製品での再比較(本ページの6ツール)
Webサイト訪問者との会話・課題ヒアリング・商談予約・追客といったSDR(インサイドセールスの初動)業務をAIが自動化するツールです。FAQ応答が中心のチャットボットと異なり、商談機会の創出を主目的とします。ツールごとにカバー範囲(会話・広告・資料・予約・追客)が大きく異なるため、範囲の確認が選定の第一歩です。
Meeton ai と immedio は国産・日本語ネイティブ、チャネルトークは日本法人による完全ローカライズ、HubSpot は日本語UIと日本法人があります。Qualified は2026年6月にSalesforce Japan公式サイトで日本語体験が公開された段階で、Drift と Warmly には日本語対応がありません(2026年7月時点)。
Meeton ai(基本プラン15万円〜+アドオン)、Warmly($10,000/年〜)、チャネルトーク(無料〜Growth ¥9,600/月)、HubSpot(無料CRM〜+AI解決1件$0.50)は料金を公開しています。immedio・Qualified・Drift は非公開(要問い合わせ)です(2026年7月時点)。
推奨しにくい状況です。2026年3月にSalesloftがDriftの段階的サンセットを公式発表し、後継としてAIエージェント企業1mindへ既存顧客を誘導しています。新規検討では、現行製品として提供が継続しているツールから選ぶのが安全です。
チャットボットは匿名訪問者へのFAQ応答が主目的、AI SDRツールは商談機会の創出が主目的です。AI SDRは課題ヒアリング・資料提案・商談予約・追客まで踏み込む点が構造的に異なります。両者は併用も可能です。